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怒声
〜 こんにちは第2段階の緑ゼッケン 〜
2005/10/01

 教習6時限目&第2段階1時限目。交通規則を守る運転の練習開始です。今回の教官は熱血オッチャン。で、一緒に教習受けてた中型の兄ちゃんがどうも相当のヘタっぴ(以下「中型兄ちゃん」)。聞こえてくる話から推測するに卒業検定落ちて補修のようです。まず教習開始直前に中型兄ちゃんに対する熱血オッチャン本日一発目の怒鳴り声が。

「なんでゼッケン付けてないんだよ!もう始まるぞ!早くつけろ!」

なぜか中型兄ちゃんゼッケン付けてません。至極もっともなお怒りです。で、教習開始前の車体点検を終えようとしている頃に二発目の怒声が聞こえてきました。

「大型の人(オレのこと)の後ろで点検やれって言ったろ!」

 どうもこの中型兄ちゃんイッパイイッパイ過ぎて教官の話を聞けていないようです。点検が終わると熱血オッチャンは中型兄ちゃんに何か話した後オレに「ウォーミングアップ終わったら6号コース案内するからついてきてね」ってことで毎度お決まりのウォーミングアップ(外周を2〜3周周回)開始です。熱血オッチャンの後にくっついて外周を3周ほど走り、さぁこれから6号コースってところで熱血オッチャンバイク降りてオレに「ちょっと待っててね」と言い残し、中型兄ちゃんの所へツカツカと歩いて行って三発目。

「外周3週走ったら検定コース走れって言ったろ!
お前ホンっとに人の話聞いてねぇなぁ!!」

 6号コースを案内してもらい「じゃ、あとは6号コース走ってて」と言い残し熱血オッチャンは中型兄ちゃんのとこに行ってしまいました。なんか放置されてんなぁ、とか思いつつ6号コースを30分は走った頃に熱血オッチャンがやってきました。「じゃ次回やる急制動を先取りでちょっとやってみよう」とのこと(どうも2時限目にやったのはただのブレーキ練習だったくさい)。急制動を行う際の注意事項を教わりとりあえずレッツ急ブレーキ、って楽勝ですよ。中型免許の時も急制動だけは得意だったんです。で、外周走って再度急制動レーンスタート位置へってのを繰り返し。で、この急制動レーンにてたまたま中型兄ちゃんと鉢合わせした際に四発目を聞くことに。

「赤ポール(ブレーキ開始位置)までブレーキ踏むなって!」

どうも中型兄ちゃん必要以上に規定速度を超えているのをリアブレーキで落とそうとしているようです。「アクセル戻せばいいだろ!」とか言われてションボリしている中型兄ちゃん。まだ当分卒業検定は合格出来なさそうな雰囲気タップリでした。

 教習終了後、熱血オッチャンは次回以降の教習内容や指摘事項を普通に教えてくれました。オレへの話が終わった後、中型兄ちゃんに指摘事項を怒り口調で教えてました。エリミVで帰りつつ思ったんですが、教官がヘタッピな人をそのまま卒業させちゃうとヘタッピな人は死んじゃうかも知れないんですよね。そういう意味じゃ教習所の教官って命がけだよなぁ。

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